日常

『AVについて女子が知っておくべきすべてのこと』という本を読んで

2020年10月10日

今回は趣向を変えてエロ話です。

先日雑誌を読んでいたら、この本が紹介されていたので読んでみました。

作者は引退されている元女優さんということで、現役では書けないようなことまで本気で書いてある本です。

以前だったら、お金や契約形態について書くことはなかなか難しかったはずです。

そういう意味ではありそうでなかった本ですし、今後女優を目指す方に安心感を与える本だとも言えます。

AV会社で働いて思ったこと

20年ほど前の話になりますが、ぼくはAV会社で働いていました。

AV男優と言いたいところですが、実際は自社制作AVをレンタル屋さんに売っていました。

20年前というと、『マネーの虎』に高橋がなりさんが出演していたのですが、AVの会社の社長がテレビに出るというのもすごい時代でした。

AV業界はインディーズ系が猛威を奮っていた時代だともいえます。

ビデ倫を通していなかったので、多少の無茶や薄消しモザイクが可能でした。

入社するまでは、AVって裏の世界の人のイメージが強かったのですが、実際は真っ当な会社が多かったですね。

有名な企業のグループ会社でAVを制作しているなんてのもありました。要はAVというものがかなり儲かったのでしょう。

もちろん、怖い方たちもAVに参入していて、先輩から怖い話を聞いて脅されていたので、営業先で会ったら嫌だなあとビビっていたのも一度や二度ではありません。

レンタル屋さんの棚が全て倒されて、お店をめちゃくちゃにされたなんて話も聞きました。これぐらいかな、ここで書けそうなのは。

ぼくが在籍していた会社はかなり今で言うところの超絶ブラックで休み無しで働いていました。
それに売上が悪いと即日クビになるような会社でした。
本当に毎日憂鬱だったし、AVを観てもなんにも思わなくなりました。笑
でもたまにAV女優に会えるのは約得でしたね。

その当時はエロはなくならないと思っていました。
もちろん今でもエロはなくなっていませんが、形態はかなり変わりましたね。

ぼくらが小中学生のころは、エロ本から入って、ああすればモザイクが消せるってみたいなことを真剣に話し合っていましたね。
今の子はレンタルなんかすっ飛ばしてネットで無料で観られると考えると、良くも悪くもすごい時代です。

あのままAV会社で働いてたとしたら、未来はあったのでしょうか。

ぼくはAVを購入やレンタルすることはなくなりましたが、時代はネット配信に大きく舵取りをしています。
レンタルする人や購入する人は相当マニアなのではないでしょうか。

今は時代も変わって個人でFC2などで販売できる素敵な時代になりました。
逮捕者も多いですが、逮捕されても実入りがそれ以上ならやる人はなくならないでしょう。

頑張れば相当稼げそうです。

AV女優に未来はあるの?

数年前にAV女優に対する制度が多少なりとも確立されて、強制的な出演や契約と違った売り方をさせたりということはだいぶ減ってきているようです。
多少なりとも、女性がものを言える業界になったと言えるのではないでしょうか。

個人的には大賛成です。
詳細は言えませんが、身体に障害を負わされた人もいる世界なので、女優が被害にあいにくくなるのは大切なことでしょう。

でもAVは決して楽にお金を稼げる世界ではありません。
トップになれるのは一握りだけ。

それ以外の女性は企画ものにしか出られないその他大勢が待つ世界です。
名前も出ない、ギャラも雀の涙しか出ない。
根本的に行為が好きではないと無理な世界でしょう。

トップ女優以外はそれほど稼げる世界だとは思えません。
夢がある世界かは謎ですが、自分に自信がある人には向いているのかもしれません。

この本を読んでAV女優になる人がいるのかは不明だし、AV女優になりたいからこの本を読む人がいるのかもわかりません。

でもAVの世界に入る取っ掛かりとして読んだら、入ってからの後悔も少ないのではないでしょうか。

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