ホイールとタイヤを新調したいと思いつつ、お金の問題もあるしウジウジ悩んでいました。
そんな折、2023年の4月から各社タイヤの価格(モノによっては8%前後)が上がることになり重い腰をあげる決心をしたのです。
ぎりぎりにならないと動けないのがぼくの悪い癖。
前車のときにホイールを購入したマルゼン(埼玉)にしようか悩んでいたけど上尾まで遠い。
フジのほうが近いけど、それでも自宅からだと1時間弱はかかる。
この2社は通販もやってるので価格の参考になります。ありがたいことです。
タイヤだけを買うならネットが断然安いです。
が、結局店舗に出向くことになるので、それなら現物が見られるお店の方が良いというのが個人的意見。
といっても、お店は売れ筋が中心なので当然ないホイールが多いけど。
自宅から一番近いタイヤ、ホイールを取り扱っているのがタイヤ館なので、別件で伺ったついでにホイールとタイヤの見積もりをだしてもらいました。
高いと思っていたタイヤ館だけど、実はそこまで高くなかった。
参考になったら幸いです。
タイヤ選びは難しい
タイヤに求めるものは人それぞれだけど、性能と初期性能の継続力(スポーツタイヤは別)を期待する人は多いはず。
でもそれがカタログではわからないのよ。
タイヤは高価なわりに試すことができないから、価格とラベリングなどで選ぶしかない。
でもラベリングなんてユーザーからすれば机上のものであって、参考にならない。
例えばだけど、ブリヂストンの静粛性に特化しているタイヤがあるとして、それが万人に合うかといえばそうではない。
音は各人が持つ能力であるから、Aさんにとっては心地よくてもBさんには不快に聞こえるかもしれない。
メーカーを変えたり、安いタイヤにしたら失敗したという人もいるでしょう。
ライバル社と同レベルのはずのタイヤなんだから期待していたのに。
これは車高調と一緒で、乗り心地はある程度からは人の意見は全く参考にならない。
自分に合うか合わないかだけ。
今回選んだタイヤ(アレンザ)はネットでは悪い評価だって散見されるんだけど、万人が満足するモノなんてないからな。
一般的にブリヂストンは他社よりも価格が高いから、どことなく期待値が上がってしまっているのは事実。
なんでもそうだけど、『◯◯社なんだから良いに決まっている!』という人がいるけど、有名メーカーだからどこよりも良いというバイアスが勝手に働いてしまっている。
ブリヂストンは他社と同性能で高いと言われるけど、本当にそうなのだろうか?
これは自分が乗ってみるまでわからない。
当然インチによっても変わってくる。
価格にふさわしいと思えばそれでいいし、だめなら次回から使わなきゃいいだけ。
ちなみにタイヤ業界はミシュランとブリヂストンの2強。
ブリヂストンは初の4兆円の売上高ということです。
もうこの2社が他の追随を許していない。
50年後とかは知らんけど。
それではやっとタイヤ館の話に進みます。
タイヤ館のデメリット
ぼくが感じたタイヤ館のデメリットはふたつ。
タイヤの種類が少ないこと。
駆け引きが必要ということ。
タイヤの種類が少ない
タイヤ館はブリヂストングループなので当然ブリヂストンのタイヤしか選べない。
ヨコハマだったらタイヤガーデンなど、ダンロップならタイヤセレクトなどがあるけど当然自分のところのタイヤしか選べない。
だからミシュランもピレリも買えない。
選べるタイヤは限られてしまう。
再度言うけど、ブリヂストンは他社の同レベルのタイヤよりも高い価格設定になっている。
ブリヂストンが高いと思う人はタイヤ館に行ってはいけない。絶対だ。
他メーカーが欲しい人や、第一に価格という人なら素直にマルゼン、フジ、オートバックスなどに行きましょう。
ネットの方が安いけどね。
でも、ブリヂストンの海外モデルも売られているから、安いタイヤも出してくれます。
駆け引きは疲れる
駆け引きは嫌だし、疲れる。
ここでの駆け引きとは値引き交渉のこと。
最初に見積もりを出されたときは、マルゼンやフジよりも10万ほど高かった。
10万だよ!
2万のスニーカー5足買える。
PS5が2台近く買える。
どんだけホスピタリティが良くても、金持ちじゃないぼくが10万を落とす気にならない。
その見積もりを見た瞬間にフジに行かないといけないのかと、内心がっかりしていたわけだけど。
もうここで買うのは無理だと。
ぼく『ちょっと手が出ないです。フジやマルゼンまではいかないことはわかっていたけど、もう少し期待しちゃいました』
タ『ちなみにそちらだとどのくらいなんですか?』
ぼく『ホイールとタイヤで◯◯円ぐらいです』
再度見積もりに行ってくれました。
タ『この価格が限界です』
と、平身低頭で提示された額は半分以下になっていました。
だったら最初からこの価格で提示してくれって話だし、半分以上下げられるって何なのと思った。
まあそういう値下げ前提の商売ならしょうがないのかもしれないけど。
ちなみに前車の話だけど、マルゼンはネットよりも下げてくれたので驚きました。
フジは無理だったけど。
価格交渉が好きな人には向いていると思います。
だけど相手がいることだし、価格交渉からは入らないようにしたり、あまりに値下げは求めないようにしているつもり。
なので、粘ってマルゼンなどの価格は求めず、一定のところで交渉撤退しました。
値下げだけを言うと嫌われてしまうから。
最後にロックナットをサービスにしてくれと言ったけど。
先にフジなどで金額を見ておけば交渉しやすくなるかもしれません。
ぼくは見てなかったら10万多く取られてたってことになります。
タイヤ館(専門店)のメリット
次はメリットだけど、ぼくにとっては2つプラスαありました。
接客
タイヤ館は接客が良い。
駐車場に車を止めれば、基本的に店員が車に来て迎え入れてくれる。
これはマルゼン、フジ、オートバックス等では基本的にないこと。
さらに時間を気にせず相談に乗ってくれるんだけど、初心者のぼくにはありがたい。
逆にいうと、なにも知識がないと高く売られたり、余計なものまで買わされかねないから注意が必要だ。
マルゼンやフジなども相談には乗ってくれるけど、平日に行ってもどことなく忙しない。
だから聞きたいことも遠慮してしてしまうし、面倒な顔をされることもままある。
客が多いから仕方なんだけど、面倒な顔をされると寂しくなってしまう。
タイヤ館は接客を重視する人にはめちゃくちゃ向いていると思う。
ぼくは十数年ぶりに行ったんだけど、接客の良さにびびった。
逆に自分の知識が豊富でホイールやタイヤ選びをアシストしてくれる程度、そんなものよりも価格だ!という人はマルゼンやフジ、ネット通販が向いている。
もちろんマルゼンやフジにも良い人はいるはずだけど。
相性は大切。
少人数
タイヤ館は少人数。
これはタイヤセレクトなども同じ。
タイヤ館では注文を受ける人と作業をする人が同じになることが多いのです。
例えばマルゼンなどは受付と作業は別の人です。
普通はそうだと思うけど。
同じ人のメリットは細かいところも通じるということ。
言葉は人を通すほど変わってきてしまうから、同じ人ならこちらが言ったことが通じやすいということがあります。
この辺は少人数ならではだと思います。
タイヤが新鮮
フジやマルゼンは製造3年間は同等の性能と言っているけど、どのような製品、環境であれ1年目と3年目では同等のあとに違いが出てくると思うのが普通です。
普通であれば同価格で3年経ったタイヤを取り付けられるのは嬉しくない。
でも、3年前のタイヤに当たる確率は低いと思うけど。これは運ですね。
某量販店のグーグル口コミに書いてあったのですが、3本は新しめだったけど1本だけ2年前のタイヤを取り付けられたという人がいて怒ってましたね。
これも嫌だな。
タイヤ館はブリヂストングループということで、製造されて間もないタイヤが届くと言われています。
価格以上に何を求めるか
今回はタイヤ館で購入したわけだけど、ハブ、ナット、工賃などを入れるとそこまで変わらなくなりました。
3万ぐらい高かったかな。
3万は高いといえますね。
でもこう考えることもできる。
確かに3万円の差はあるけど、フジやマルゼンに行ったら交通費や時間がかかる。
そうなると人生において無駄なお金や貴重な時間が取られる。
質問をして嫌な顔をされるかもしれない。
何を優先すべきかを考えた時に、トータルで考えると近所のタイヤ館で十分。
ということで、なんとなく高いと思っていたタイヤ館。
交渉次第では値下げは可能です。
ぼくよりも下げる交渉術を持っている人もいるでしょう。
ブリヂストンのタイヤが欲しいのであれば、積極的に考慮してみても良いのかもしれません。